雪崩データベース
日本全国の雪崩発生データを投稿・検索・共有できるプラットフォーム
雪崩データベースは、山に入る人が見た雪崩の記録を集め、地図で共有するデータベースです。
雪崩の跡は、新しい雪や時間とともに消えてしまいます。登山者・スキーヤーから雪崩管理の専門家まで、誰でも記録を投稿・閲覧できます。
動画で見る雪崩データベース
雪崩データベースの紹介
最近の雪崩を地図で見る(36秒)
雪崩の記録のしかた
線を描くと、場所・標高・斜面の向きと角度が自動で入る(1分17秒)
斜度の色分け
斜面の傾きを色で地図に重ねる(33秒)
積雪・降雪
全国のアメダスの積雪と降雪を毎時更新(30秒)
動画の画面は撮影した時点のものです。
なぜ雪崩データベースが必要なのか
従来の課題
情報の分散
- 各地の雪崩発生情報が統一されていない
- 山岳会、スキー場、自治体がバラバラに管理
- 過去のデータにアクセスできない
情報の遅延
- 紙ベースの報告書が主流
- リアルタイムの情報共有ができない
- 速報性がない
専門家依存
- 一般登山者からの情報が活用されていない
- 貴重な目撃情報が埋もれている
データベースが実現すること
位置情報の可視化
地図上で一目瞭然
統計分析
傾向把握と予測精度向上
API連携
他システムとのデータ共有
システムの特徴
雪崩を記録する
「雪崩を記録する」から、5つの段(投稿のしかた → 日時と種類 → 地図 → 詳細 → 確認)で記録します。会員はログインして記録し、ログインしなくても記録できます。
地図に線を描くと自動で入る項目
- 場所
- 標高
- 斜面の向きと角度
- 流下距離
- 破断面の幅
記録できる情報
- 発生日時(時刻が分からない時も記録できます)
- 雪崩の種類・規模
- 破断面・流下経路・雪崩が流れた範囲
- 含水率・誘因・滑り面・破断面の深さ
- 気温・天気・降水・風
- 写真(1枚以上)・コメント
地図で見える化
斑尾高原スキー場で2026年2月28日に起きた雪崩の記録画面
全国の雪崩発生地点を一覧表示
地図機能の特徴:
- 発生してからの期間(24時間・7日間・シーズン・それ以前)で色分け
- 円の大きさで規模(Size 1〜5)を表示
- 破断面・流下経路・雪崩が流れた範囲を表示
- 方位×標高の図で記録を絞り込み
- 過去の記録は「データベースを検索」で、場所・発生日・種類から探せる
- 記録を X・Facebook・LINE で共有
斜度の色分け
斜面を傾き(斜度)ごとに色分けして地図に重ねられます。斜度は国土地理院の標高から計算しています。範囲は北アルプス北部〜妙高・斑尾、乗鞍・御嶽、中央アルプスです。色は地形の角度を表すもので、雪崩の危険度ではありません。
積雪・降雪
全国のアメダスで測った積雪の深さと降雪の量を、毎時更新で見られます。3〜72時間の降雪、積雪の増減、気温・風、気象庁の解析と予報を、地図とグラフで確かめられます。
出典:気象庁ホームページ(アメダス・解析積雪深)を加工して作成
3カ国語対応
英語と中国語の画面では、雪質や天候などの値も訳して表示し、スキー場のコースを地図に重ねます。
国際的な情報共有により、外国人登山者の安全にも貢献しています。
データの活用方法
登山者・スキーヤーの方へ
入山前のリスク確認
- • 目的地周辺の最新雪崩情報をチェック
- • 過去の発生傾向から危険箇所を把握
- • ルート選択の参考資料として活用
情報発信
- • 雪崩を目撃したら投稿
- • 仲間の安全に貢献
雪崩管理者・専門家の方へ
業務への活用
- • エリア内の雪崩傾向分析
- • 雪崩安全管理計画の立案
- • リスク評価の基礎データ
研究・分析
- • 統計データのダウンロード(有料)
- • 気象データとの相関分析
- • 予測モデルの構築
自治体・防災機関の方へ
防災計画への活用
- • 地域の雪崩リスクマップ作成
- • 救助計画の策定
- • 道路管理の参考資料
API連携
- • 防災システムとの連携
- • データ提供について(有料)
今後の目標
2026-2027シーズン 本格稼働
本格稼働に向けて、改修を進めています。
データ提供・連携について
データ提供について
収集したデータは、防災・研究目的での利用を推進するため、段階的に提供しています。
基本的な情報は無料で公開し、詳細データや商用利用については個別にご相談ください。
提供形式
- • CSV形式でのダウンロード
- • REST APIでのアクセス
- • GISデータとしての出力
連携をご希望の組織様へ
以下のような連携が可能です:
- ▹ 登山アプリへのデータ提供
- ▹ 防災システムとの相互連携
- ▹ 研究機関へのデータセット提供
詳細はお問い合わせください。