雪崩データベース

〜 日本全国の雪崩発生データを投稿・検索・共有できるプラットフォーム 〜

雪崩データベースは、日本全国の雪崩発生情報を市民参加型で収集・共有する、オープンプラットフォームです。
一般の登山者からプロの雪崩専門家まで、誰もが情報を投稿・閲覧でき、雪山の安全に貢献できるシステムです。

なぜ雪崩データベースが必要なのか

従来の課題

情報の分散

  • 各地の雪崩発生情報が統一されていない
  • 山岳会、スキー場、自治体がバラバラに管理
  • 過去のデータにアクセスできない

情報の遅延

  • 紙ベースの報告書が主流
  • リアルタイムの情報共有ができない
  • 速報性がない

専門家依存

  • 一般登山者からの情報が活用されていない
  • 貴重な目撃情報が埋もれている

データベースが実現すること

リアルタイム共有

発生から数時間で情報公開

位置情報の可視化

地図上で一目瞭然

統計分析

傾向把握と予測精度向上

API連携

他システムとのデータ共有

システムの特徴

誰でも簡単に投稿

スマートフォンから投稿

  1. 地図から現在地の自動取得
  2. 写真を撮影してアップロード
  3. 簡単な選択式フォーム
  4. 3分で投稿完了

投稿できる情報

  • 雪崩の発生位置(GPS)
  • 発生日時
  • 雪崩のタイプ・規模
  • 写真
  • 気象状況
  • 被害状況

地図で見える化

雪崩データベースの地図画面

*写真は実際に発生した雪崩ではなく、イメージです。

全国の雪崩発生地点を一覧表示

地図機能の特徴:

  • 発生地点をピンで表示
  • 破断面と雪崩流下ルートの可視化
  • クリックで詳細情報を表示
  • 過去データとの比較表示

3カ国語対応

日本語 - 国内ユーザー向け 英語 - インバウンド対応 中国語 - インバウンド対応

国際的な情報共有により、外国人登山者の安全にも貢献しています。

データの活用方法

登山者・スキーヤーの方へ

入山前のリスク確認

  • 目的地周辺の最新雪崩情報をチェック
  • 過去の発生傾向から危険箇所を把握
  • ルート選択の参考資料として活用

情報発信

  • 雪崩を目撃したら投稿
  • 仲間の安全に貢献

雪崩管理者・専門家の方へ

業務への活用

  • エリア内の雪崩傾向分析
  • 雪崩安全管理計画の立案
  • リスク評価の基礎データ

研究・分析

  • 統計データのダウンロード(有料)
  • 気象データとの相関分析
  • 予測モデルの構築

自治体・防災機関の方へ

防災計画への活用

  • 地域の雪崩リスクマップ作成
  • 救助計画の策定
  • 道路管理の参考資料

API連携

  • 防災システムとの連携
  • データ提供について(有料)

今後の目標

2027年度までに

  • 登録データ 1,000件 達成
  • 主要登山アプリとのAPI連携
  • 雪崩予測システムとの統合

使い方ガイド

投稿方法(3ステップ)

Step 1: サイトにアクセス
Step 2: 「雪崩を投稿」ボタンをクリック
Step 3: フォームに入力して送信

閲覧方法

  • 地図から探す - エリアを選んでピンをクリック
  • リストから探す - 日付順、地域別で検索
  • 条件検索 - 期間、規模、種類で絞り込み

データ提供・連携について

データ提供について

収集したデータは、防災・研究目的での利用を推進するため、段階的に提供しています。
基本的な情報は無料で公開し、詳細データや商用利用については個別にご相談ください。

提供形式

  • CSV形式でのダウンロード
  • REST APIでのアクセス
  • GISデータとしての出力

連携をご希望の組織様へ

以下のような連携が可能です:

  • 登山アプリへのデータ提供
  • 防災システムとの相互連携
  • 研究機関へのデータセット提供

詳細はお問い合わせください。

みんなで作る安全な雪山

雪崩データベースは、皆様の投稿によって成長します。
一人一人の小さな情報提供が、大きな安全につながります。

あなたも雪山の安全に貢献しませんか?